その先の世界
今はまだ子どもが小さくて、自分のことはついつい後回しになる毎日。
けれど、子どもはすぐに大きくなって、次第にこの手を離れていく……それも事実だと思う。
そのときになって初めて、
「あれ、わたしは何をしたいんだっけ?」
「これからどう過ごしたらいいのかな??」
と、我に返るよりも。
そのときにはすでに、子育ての他にも自分の居場所がなんとなくできていて、同じような趣味や思想を分かち合える近しい人たちがいて…というほうが、子離れのプロセスが自然に、楽しくできると思いませんか?
母である前に、一人の人間であるわたしたち。
子育ては一生続くと言うけれど、とりあえず子どもの手が離れたその先の世界が、誰にも必ずある。
そこで心から楽しめること、安らげることが、今から少しずつ見つかっていくといいな、と思うのです。